2013年10月23日 11:07:32

神について思う

心の闇






人の心の中にある闇。

一体、何がその様な心の闇を作り出すのか。

自分の心に背かせ、やれば、何もかも失い。
言えば、不幸になるのが、みすみす、解っているはずなのに・・・。

抑えがたい衝動の襲われ。
どうにもならない感情が牙をむく。

心の闇にうごめく情念。
その情念が澄み切った時、その先に神が見えてくる。

誤解しないで下さい。
僕は、人の心の闇の正体が知りたいのです。
何が人に自滅的な事をさせるのか。どこから心の闇はやってきたのか。
それを見極める事で人の心の苦しみを共有し、苦しみを少しでも癒やしたい。
そう思っているだけです。
それが心の病ならば、それなら、それで覚悟のしようがあります。
得体の知れない相手では、自分は何もできない。
かといって、短絡的に、病気だと決めつける事は危険です。
まただからといって放置するわけにもいきません。
放置すれば危険なものもありますから。
しかし、一番、大切なのは、当人の自覚です。
そして、周囲の人間の理解なんです。

その上で、分析や治療ができるようになるのだと思う。
生きる事の本質を理解しないで、ただ単に心の病と片付けるのは危険である。

人の心の闇に対峙し、その底をずっと見つめていると、人の生きる苦しみや悲しみが渦巻いている。
更にその奥を凝視すると神が見えてくる気がする。
苦しみや悲しみを乗り越えた先に神が待っている。

何が自分を行動に駆り立てるのか。
愛する者に、心にもない言葉を相手に投げかけ、
意味もなく傷つけるのか。

何が、取り返しようのない言葉を言わせるのか。
何が、行動をとらせるのか。

人と人との心を背かせ、絆を粉々に打ち砕いてしまう。
人と人との仲をズタズタに引き裂き。
愛する人さえボロボロにしてしまう事さえある。
親と子の情さえ背かせ。

友を失い。
自分どうしようもない孤独へと誘う。
それでも心の闇から逃れられない。

憎しみや怨み、妬みや嫉妬、欲望。
貶み。卑下。卑屈。

卑猥で、下品で、猥雑。

汚くて、醜く、臭い。
愚劣で愚か。

底意地が悪く、残忍、冷酷である。
陰湿で、陰険、執拗。

闇は、人を盲目にして、心を飢え、渇かせる。

見栄や虚栄心によって自分の本当の姿すら解らなくさせてしまう。

人の心を捉えて放さない劣等感や優越感。
その裏返しにある人を差別したり、賤しむ心。

卑しい心。さもしい心。

一体、何が、そうさせるのか。
その本性を知らなければ、人を救うことなどできなやしない。

弱い者をいたぶり、弄ぶ。
残忍で冷酷な心。
快楽に溺れ、破滅すると解っているのに、止めることができない。

人を、怒り、狂わせ、猛々しく、立ち向かわせる。
どう猛に残忍にする。

法を犯させ、愛を憎しみに変えてしまう。

老いた者や病める者、弱い立場の者を
いじめいたぶり、侮辱して何が楽しいのか。

呪い侮り、蔑み、虐げる。

未練がましく。優柔不断な弱い心。
何が人の心を気後れさせ。臆病にさせるのか。

単に、生理なのか、人間の魂の叫びなのか。
死という現実なのか。

それが争いや苦しみの根子にある。
それを打ち消したり、無視したり、ない事にしても何の解決にもならない。

その心の闇から人はなぜ逃れることができないのか。
なぜ、人は、人を許せないのか。
許せなくなるのか。
憎しみ、怨み、死んでまでも怨念を残すのか。

自分の本心に背かせ、逆らわせるのか。

憎しみや嫉妬が間に根源があるとしたら、
その闇はより一層、深く謎めいて見える。
劣等感や虚栄心が向上心や名誉心から発するのならば頭から否定する事もできない。

しかし、心の闇を否定してばかりしていても仕方がない。

心の中にある光と影。

最後はその心の闇と向かい合うしかないのだ。

救いは神にしか見いだせない。

私は、聴いてみたいのだ。
私は逃げたくない。
その心の闇の中を覗き、共にあがき苦しみたいのだ。
それが私には生きる本質のように思えてならない。

私は、心の闇の正体を知りたいのだ。
なぜ、人には心の闇があり、その心の闇が人々を苦しめてやまないのか。
あがき苦しみのたうち回り、しかし、そこに神の真実が隠されている気がする。
それを現代人は、心の病と称して、医療や薬の対象とする。
しかし、私には、人間の持つ本質の一部である気がしてならない。
だから神にしか癒やす事ができない。

人を許す事ができるのは、神しかいないのだから。

最終的には、神を信じ、神に委ねるしかない。
なぜなら、人間の生には限りかあり、
人は死すべき運命から逃れなれないからだ。



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