神について思う

無  名


唯一絶対な存在である神に名はない。
なぜなら唯一絶対な存在だからである。
名は対象を他と分かつ為につけられる。
名は相対的な事である。
名をつければ絶対性は失われる。
故に神に名はない。
神に名をつけるのは人である。
神につけられた名は神とは無縁である。
神は名をつけられた瞬間、神でなくなる。
神は唯一絶対であり、識別できない存在である。


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