人は、生きるために働くのであり、働くために生きるのではない。だからこそ、労働は喜びになる。それは、労働は、生きる喜びだからです。働くために生きていると思えば、生きることは苦しみとなり。人の人生は、労働の頸木につながれる。それは、奴隷の生き方。
 しかし、生きるために働く。この真実に気がついた時、人は、労働の頸木から解放され、働くことに積極的な意義を見いだすのです。
 そう、生きるという事です。生きるために、働き。生きるために、食べ。生きるために、休み。生きるために愛するのです。それこそが、神の恩寵なのです。
 考えてもみなさい。仕事のない人生を。そこに、誰が、生きる意義を、見いだすことができるでしょうか。働くことの意味を考えるのは、生きることの意味を考えることなのです。労働は、喜び。働くことは、神の恵みなのです。
 だからこそ、働ける喜びを、神に感謝し。今日の糧を与えられた事に感謝し、神に祈り。眠る場所がある事を、神に、感謝するのです。

 我々の周りに、手に手に武器を持った兵隊が、押し寄せてきた。一瞬、私はたじろいだ。その時、その方は叫ばれた。
 怯んではいけません。直視するのです。
 その声に勇気づけられた私たちが、兵隊の来る方を睨んでいると、兵隊は、忽然と煙のように消えていった。


             
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