2001年1月6日

神について思う

信じるという事



信じられるのかと聞かれたら、
信じられないと応えるしかないだろう。
信じられるか信じられないかの問題ではない。
信じるのだ。信じるしかないのだ。
それが意志の問題である。
終生、変わらずに愛せるかと聞かれれば、
確信のもてる者がどれ程いるだろう。
愛せるか、愛せないかの問題ではない。
愛するのである。
それが、愛の問題である。
幸せになれるだろうかと悩みだしたら、
誰もが幸せになれるかどうか不安になるだろう。
幸せになれるかなれないかなど考えても意味がない。
幸せになるのである。
それが生きると言うことである。

幸せになることよりも、不幸になることの方が容易い。
そして、人は、安易に不幸になる道の方を選んでしまう。
不幸になる道の方が、楽に見えるからだ。
不幸になるとわかっていても、楽になる方を選んでしまいがちである。

神を信じられますか。
神を疑れば、疑れることはいくらでもある。
神を侮れば、神を侮れることはいくらでもある。
神を信じようと信じまいと
結果は同じじゃあないかと思える節はいくらでもある。
でも、神を信じる。
なぜならば、
神を信じることで救われるのは、私なのだから。
神を信じるのは、私の信仰なのである。


 学校生活が長くなると決まり切った毎日が当たり前のことのように思えてくる。
 昨日と同じように明日が来る。そう頭から信じ込んでしまうのである。
 しかし、実際は違う。
 毎日、毎日、違うのである。万物は、日々変化をしている。
 日々成長しているとはいわない。日々変化しているのである。
 だから、釈迦は、諸行無常と言い。
 ギリシャのヘラクレイトスは万物は流転すると言ったと言われているのである。
 その時その時を最善を尽くして生きるように説いたのである。

 我々は、平和な時代を生きてきた。
 戦争を知る世代は、どんどん少なくなっている。
 だから、我々は、平和を空気のようにあって当たり前だと思い込んでいる。
 平和は、自分達の力で守らない限り維持されない。
 健康なうちは、健康であることが当たり前なのである。
 だから、健康であることに感謝すらしようとしない。
 自分の望むような幸せは、自分が望まないかぎり訪れない。
 自分が幸せになろうとしないかぎり、幸せにはなれない。

 強い意志が必要なのである。


正直という倫理観、意外とこのモラルは、
当然のように思われていて、ルーズですよね。
特に、日本人は・・・。

でも、信用の根源は、正直ですからね。
嘘の裏側にあるのが、この正直という事ですね。

事ある毎に何でも正直に話しなさいと良いながら、
正直者は馬鹿を見るというところがどこか引っ掛かる。
と言うより、正直な奴は、馬鹿なんだよと言われかねない。
馬鹿正直と言う事ですか。

嘘をつくなという、倫理観というのは、
宗教的でないと守りきれないのかもしれませんね。

正直と言うけれど一体誰に対し、何に対して正直であれと言うのか。
それを突き詰めると、やっぱり神の存在に行き着いてしまう。
だから、厳格な神を信じる者にとって嘘をつくというのは、大変な罪になる。
でも、日本人が嘘をついてはいけないというのは、人としてですよね。
つまり、人間関係、付き合いの上でという事が主となる。
こうなると契約だって・・・。
神に対する契約ではなくて、人と人との約束に過ぎなくなる。

殺人や、強盗、強姦、盗み、傷害というのは、物理的にハッキリとして罪ですが、
嘘をついて何が悪いと・・・。
騙される奴の方が悪いのだと・・・。
日本では、国家ですらそう思っているきらいがある。
年金、問題なんて将にそうですよね。
嘘をつくつもりはなかったと開き直っている。

でも、それって結構、純粋な若者達にはこたえますよね。

嘘を嘘としてしりつつくのと。
やっぱり、嘘をついてはいけない。
特に神に対してと信じている者とでは大変な違いですね。
日本人は、嘘をついてもあやまれば済むと思っている。
しかし、神に嘘をつくことは、大変な罪ですよ。
一神教徒には・・・。



 思わないのが一番困るのだ。
 よくしたいとか、幸せにりたいとか、向上したいと思わない人間は、何を働きかけても無駄である。
 今の日本人には、その思いが欠けてきている。
 だから、何が何でもでなくて、適当に、程々で良いとなる。
 そしてただ生きていれば何とかなるとなる。
 大切なのは、思いなのだ。
 想いが、感情や心、そして意志の源となるのである。








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