神について思う

経営者は矛盾に満ちている


経営行為というのは、それ自体自己矛盾を含んでいると思います。
強い独断を求められる反面、博く他人の話に耳を傾けなければならない。
寛容さと厳格さ。図太さと繊細さ。
冷淡さと心配り。
わがまま勝手でなければいられないが、謙虚でなければ許されない。
温情と非情。両極端な要素を常に抱え込まなければならない。
ですから、心のバランスをとることが非常に難しい。

経営というのは、長くやればやるほど心の均衡を保つのが難しくなり、どちらかに偏りがちになります。
これは、権力者が陥る罠でもあります。
それがアメリカや民主主義国が権力者の人気を厳格に守るのです。

多くの経営者が家庭を破壊し、酒色に溺れ身を持ち崩しています。
自分の周りにも多くいます。

経営者はストイックにならざるを得ない。
というよりストイックでなければ心のバランスを崩してしまいます。

まるで命がけで綱渡りをしているようなものですね。
信認を得られなければ人の上に立てず。思惑に囚われ外聞を気にしたら決断はできません。

それは常に、内面に過度の緊張を強いるものです。

自惚れなければ自信が持てず。自惚れが過ぎると傲慢になる。
優しさと厳しさ。情けと冷淡。

毎日、自分との戦いですね。

自分との闘いの果てに神へ帰依がある。



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