2013年10月23日 11:07:32

神について思う

生きるとは



こんな事聞いても仕方がないかもしれませんが、どうしても聞きたくなるんです。
なぜ、私は生まれたのでしょう。
私は、その理由が知りたくて・・・。
時々、一人なると自分なんて生まれてこなかった方がよかったのかななんて思う事があるんです。

生まれてこなかった方がよかったかななんて思い過ごしさ。
全ての人は、神様の祝福をえて生まれてくるんだ。
でも、確かに、なぜ生きいてるのか。どうして生まれてきたかって知りたくなるよな。そうだよな。
それは生きていく上で根本的な疑問だよね。
だったら、神様に聞いてみたらいいよ。

そうですか、神様に聞けば応えてくれるのですね。

いいや、神は、何も答えてくれないよ。
黙ってみているだけさ。

ええー。
何も答えてくれないのに尋ねるのですか。

そうだよ。当たり前じゃあないか。
そんな事自分で考えなければ・・・。
答えなんて見つからないよ。例え答えらしき事聞いても釈然としないんじゃあない。
自分が生まれた理由なんて自分で見つけるものさ。
それに人それぞれ違うと思うし。
これだって言える永遠の真理なんて僕だって言えないさ。
そんな事神様が言うはずないしね。

じゃあではなぜ神様に聞くのですか。

自分を見つめ直す為だよ。
君の問いかけに対する答えは際限がない。
人間の命は際限がある。
神様は絶対で無限な存在。
だから、神様の目を通して自分の生き方を改めて見直したら少しはその答えが見えてくるのさ。
それから先は自分で考えるんだな。

ええー、聞いて何の答えも得られなかったら意味ないじゃあないですか。
どうしたらいいんです。

もう一度自分に問い直すんだな。
今日一日、自分はどうやって生きてきたかって。
朝起きて、何をした。

トイレへ行って、それから食事をしました。
そうだよな、人間は出すもの出して、食事をしないと生きられないものな。
それも一つの摂理さ。
食べると言う事、食べる物一つひとつに考えればいろんな意味がある。
それから何をした。

学校へ行って勉強をしました。

何を勉強した。
算数と社会と理科ですか。

じゃあ何で算数や社会を勉強するの。

学校で決められているからです。

そこさ。何で勉強するの。何を勉強したらいいの。
算数って何だろう。なぜ、算数を勉強するんだろう。
そう考えたら、勉強の意義ついて何となく解ってくる。

僕なんかは、仕事へ行くだろ。
そうしたら、なぜ、俺はこんな仕事をしているのかって考える。
俺は世の中に役に立つ勉強をしているかとか。俺のやっている仕事の役割は何かってね。
お前の母さんは、お前を産み育てるってどういうことかって考える。
そうやって考える事が大切なのさ。
考えた所簡単に答えは見つからない。
そこで神様に祈るのさ。

そうやって日々、自分の行い、自分はどうやって生きているかを考えると、自分が多くの人や多くの物事に生かされていると言う事を実感できる様になる。
そうしているうちに自分は何で生きているかという事も少しずつ解ってくる。
この少しずっつわかってくるという事が大切なんだ。

反省するのですか。

そうさ反省するのさ。でも今の人は反省と言う言葉の意味を間違っていると思うな。

どういう風にですか。

反省というと何か、間違った事や過ちを探してそれを改める事のように考えているんじゃない。

そうじゃあないんですか。

そうじゃあないよ。反省というのは、自分を見つめ直して改めて生きる事の意味を知り、神に生かされている事を感謝する事だよ。

時々、自分の生き方に自信がなくなってどうでもいいって思う事もあるさ。
でもそこでどうでもいいって投げやりになったら人生はどうでもよくなってしまう。
どうでもいいと思えば、どうでもよくなってしまうのさ。
最後は生きる事だってどうでもよくなる。

だから、毎日、自分はこんな事をして、こんな事を感じて、こんなに皆に助けられているんだと鑑みる事が大切なんだよな。
その時、本当に神様に感謝する気になるさ。
神様ってそういう存在なんだ。
だから、神様は何も言わないけれど、暖かく見守っておられる。
その神の眼差しを感じる事が出来たら、大丈夫。どんな時でも前を見て歩いて行けるさ。
神様の眼差しを感じたら、そっと手を合わせればいい。

神様を信じて。



春を忘れずに桜の老木が花を咲かせた。
鮮やかに、あでやかに満開の花を咲かせた。
年老いても人は活き活きと生きる事が出来る。
活き活きと生きるのは、命が枯れていないからだ。






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