2001年1月6日

神について

あなたが許せない理由





あなたが相手を許せない時は、相手を許せない理由を数え上げている。
しかし、その理由は、自分で自分が許せない理由でもある。

意識は仮想現実の側にある。
真実は、現実の側にあるのか。現実の側にあるのか。
現実の側にある嘘。仮想現実の側にある嘘。
真実は、曖昧な記憶の中に埋没していく。

醒めれば、鏡に映る自分の姿に驚く。

自分で心を閉ざし。
自分の心に壁を張り巡らせれば、自分だけの世界に沈没していく。

何が真実で何が嘘なのか。

嘘も言い続ければ本当になる。
真実も嘘だ嘘だと言われれば嘘になる。

なぜ、あなたは相手を許せないのか。
本当に相手を許せない理由は相手にあるのか。
本当に許せないのは自分自身ではないのか。

思い込みは、事実となり。
事実は虚しくなる。

事象は主体的認識によって形成され、意識の中で成立している。
事象は意識が作り出した事象である。
故に、自分の世界は仮想現実の中で成立している事を忘れてはならない。

自分が相手を許せない理由は、相手か自分を許せない理由ではないのか。
自噴か相手を許せないのは、相手が自分を許していないかではないのか。

自分の世界は、自分の意識が生み出したことである。真の存在は意識の外にある。
自分でストーリーを綴って、そこから許せない理由を膨らませていく。

真実は幻の中にある。
とどのつまりは死に至る。

許すまいが許そうが、自分も相手も何時かは死んでいくのである。
相手がいなくなってしまえば、許せたか、許せなかったかなど意味がなくなる。

何人も、許すとか、許さないと言っても死に至る。
虚空を見つめ。何を思う。

神よ。神よ、許し給え。



TOP         Contents         NEXT


このホームページはリンク・フリーです
Since 2014.6.18
本ページの著作権は全て制作者の小谷野敬一郎に属しますので、一切の無断転載を禁じます。
The Copyright of these webpages including all the tables, figures and pictures belongs the author, Keiichirou Koyano.Don't reproduce any copyright withiout permission of the author.Thanks.


Copyright(C) 2001 Keiichirou Koyano